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飯森泰次郎師に敬意を表し、チラシ(pdf 部分) をわが人生備忘録資料とした。 

飯森泰次郎師は、ドイツ音楽を現地歌劇場で研鑽した実績の高い指揮者との理解をしていた。が、生の指揮ぶりは映像を含め、全く未体験だった。師がワーグナー「タンホイザー」序曲、ブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」を指揮する情報[ザ・シンフォニーホール、2022/10/20(木)19時開演、関西フィル]を得た。平日ゆえ、悩んだが、72歳を過ぎた身で、機会を逸したはならぬと、15時23分発のSuper はくと に乗車。自席は 2階バスコニー・中央下手席(最前列25番:バイオリン協奏曲ならソリストの正面)。

開演5分前のアナウンスが鳴った時点でも、余りの空席の多さに愕然・驚愕!

師が舞台に姿を現した時点で、歩容が覚束ない様子(軽い右下肢の麻痺?or 腰椎圧迫骨折で右下肢運動神経障害?+ロコモティブシンドローム:礼の動作が不能で首を多少前屈する程度)に驚いた。男性が介助し、二段の指揮台によろめきつつの登壇!

ウィーン国立歌劇場で生舞台研修に恵まれた「タンホイザー」は立位での指揮。

指揮台から降りる際も、介助を得て、よろめきながら・・・。

20分の休憩後の登壇の際も、介助を得て、指揮台へ。設置されていた椅子に座しての全曲指揮でした。

終演後、指揮台から降りて、やらやっと客席へ体を向け、上体をぎこちなく曲げて礼をされる時点で、新コロ禍中で「Bravo!・Bravi!」の発声が禁じられる状況が続く日本であり、Standing ovation!

心中は、「ありがとう!来場・拝聴して良かった。流石の指揮で、上質の演奏でした。一方、思いがけない身体能力の低下を目にして、悲しかった。きっと、今回が最初で最後になろう・・・。(以降は、悲しい低下のみで、上昇は期待し得ない。)

調べたら、1940/9/30生で、小生よりほぼ10歳年上でした。

[小澤征爾師]

NHK-クラシック音楽館 10/16の末尾に放送予定[2022セイジ・オザワ 松本フェスティバル]が映っていた。シャルル・デュトワ指揮で、アンコールの末尾に車椅子を押してもらって舞台に現れたのが小澤征爾師。悲しい限りだった。師の映像の指揮は数多く視聴しているが、生は未体験のままで終わる。残念至極です。師は1935/9/1生で、小生より15歳年長の87歳。 

師の実力を(自身が最後に視聴したのは)サントリーホールで、ズービン・メータと共に指揮をした貴重な映像!今、調べたら、[サントリーホール30周年記念ガラ・コンサート]で、2016年10月1-2日(土・日)だった。当時、81歳でした。指揮をする際の眼光鋭く、独特の所作は忘れない。師の生を体験している♪兵芸定演仲間の彼女が羨ましい・・・。未熟で晩熟の小生には縁がなかった。

= 余禄 =

  智頭町は鳥取県の南東端に位置し、過疎地・病院は過疎地病院に位置付けられている。が、南東を向くと、京阪神に最も近い地の利で、智頭急行線が山陽線とつながり、特急Superはくとは、非電化路線ですが、時速130km/h.で快走します。山陽線・東海道線は新快速が最高速度120km/h.でダイヤが組まれており、Sはくとは実力を抑えての走行。一方、智頭駅・智頭急行駅舎と智頭病院は(盆地形状なので高低差はありますが、)400m弱の至近地です。

 ザ・シンフォニーホールで平日19時開演の大切・貴重な演奏会の際、智頭15:23発のSはくとに乗り、17:00三ノ宮着:下車し、軽め・早めの夕食を済ませ、最後尾に立ち(・座り)後方車窓を楽しみつつ、阪急特急で梅田に移動。茶屋町口に降りて、約1.5km歩いて、ザ・シンフォニーホールへ:十分なゆとりを持っての到着です。

 終演後は、JR環状線 福島駅まで550m歩き、大阪から新快速に乗り、姫路で途中下車し、宿泊

 翌朝、姫路06:33発岡山行に乗車し、上郡で下車し、Sいなばに乗車し、08:08智頭駅着:通常出勤

 平日19時開演の演奏会は、中之島のフェスティバルホールやOBPのいずみホールを含め、年に数回(<4回)程度です。

 本音は、もっと聴きたいのですが、翌朝がチト慌ただしいのが難点で、取捨選択しています。

 金曜日19時開演の場合は、病院なので翌土曜日の演奏会を含め、ゆっくりできるのは幸いです。

 2005年度以降、今も医局長であり、当直を組む責務(と小遣いさん役)を担っているので、自身の演奏会等を外して、72歳の今も毎月6-7回の当直もこなしています。

 夜(19-22時)の急患診療所当番を含め、結果、夕食を自宅で食べる機会が少なく(:毎月1/2程度・以下)、夜も病院やホテルでの一人寝が多いため、わが彼女は「放し飼い亭主」と表しています。(笑) 彼女もベッドでの一人寝が増えて嬉しいことでしょう!

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